卒業 (斉藤由貴)、卒業写真（荒井由実、ハイ・ファイ・セット）

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　このシーズン、卒業に関するいろんな歌を聞く機会が多々ある。
そしていろんな良い歌が有りどの歌に絞ろうかと言うことが難しい。

しかしあえて２つの歌に想い出が有る。

いずれも、古い。と世間では思われるが意外とこの２曲は
若い世代も知っているみたいだ。

またテレビでも斉藤由貴の卒業は
当時の映像でも流れるのを何度か見たことがある。
１９８５年のリリースらしいが今でも何となく好かれるメロディではないかと思う。

私は当時、社会人。

職場の同僚の妹が高校の卒業式の前日位だったかと思う。
私のいいかげんな高校生時代とは違ってその同僚も妹も純真、まじめだった。

その同僚は自宅から通勤していた。

当時、私とその同僚はむりやりテニスサークルに入れられていたので仲が良かった。

練習後、自宅で夕飯をよばれることになった。
下のキッチンで私と同僚と彼のお母さん三人で食べていたら
帰宅していた妹とその友達二人が隣かの部屋から、
斉藤由貴の卒業を歌う声が聞こえた。

お母さんの説明では卒業の前で名残惜しく歌っている、らしかった。
　
その後、テニスのサークルでは
一番下手だったその同僚はスポーツは苦手、
ギターをひくのが趣味で妹の友達二人の前で
『卒業を祝ってやろう』とかで、
卒業写真を引き歌ってあげた。

友達は感動していた。私もこのシーンには感動した。
この同僚のお父さんは長く単身赴任らしく
残った三人家族は仲が良かったし何度か夕飯をよばれた。

今、どうされているのか、こんなシーンはもう今後、経験しないかと思う。

その同僚はその時、妹の友達から『スポーツは何かされていますか？』の様な
質問を受け『テニスを少し』と答えていた。

当時、女子にはテニスは人気の的だったのでその後、『テニスを教えてほしい』とか言われた。
びっくりの要求に同僚は『またこんど』とごまかしていた。

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