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さよならをするために (ビリー・バンバン)1972年 [1970年代の曲]

 年の離れた兄貴の大好きな歌でその当時、よくギターを片手に歌っていた。
先日、テレビでビリー・バンバンが出ていて思いだしたことがあった。
今聴くと詩がせつなく青春時代の歌だなあ、と思う。

 その当時私は小学生で、留守番で家の前で
弟とキャッチボールをしていたらあまり見た事が無い
兄貴の友人が自転車に乗ってやってきた。

 その人は腰の辺まで髪の毛が有り
当時、坊主頭だった私からすると気持ち悪かったが、
兄貴を含めその周辺の友人はみんな、ロングヘアー。

 そして、このさよならをするために、のレコードを兄貴に渡してほしいと
言うものだった。

そして『どこへ行った?』とか言われた。
どう返答したか覚えていない。

その当時は今でいうスマホなりが無かったので
そういう出来事が毎度のようにあったと思う。

 弟とキャッチボールをやめてそのさよならをするために、を聴こう、となった。 

兄貴の部屋にステレオが有ったのでそこで
使い方がわかる私がレコードをかけ2人仲良く聴いた。

一度聴いただけで良い曲だなあ、と思った。
そして他にも聴きたくなって数曲聴いてしまった。
  
そしてそのさよならをするために、はきちんとレコード収納の中にしまってしまった。
つまり何曲かを聴きずらりときれいに並べられている
シングルレコードのどこかに
そのさよならをするために、を混ぜてしまったわけで
まるでトランプの手品で引いた一枚を残りのトランプに
返した状態となった。

更にそのあと、野球をしようと友達が来て
そのまま弟と一緒に、留守番を放棄し出かけてしまった。

夕方かに帰宅し、すっかりさよならをするために
のレコードをロン毛、の人が持ってきたことを言うのを忘れてしまった。

 何とそのさよならをするために、の事がわかったのは
1週間ほどあとだった。

兄貴が『まさかおまえこれ買ったのか?』と言ってきて
そのあとに、
『おれも今日買ってしまったよ。おまえ、だれに買ってもらったんだ?』とか言う内容。
 そのあと、どうなったのか忘れてしまった。 来週、兄貴に聞いてみたい。 

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